快適で住みよいまちをつくるために、皆さんの一番身近に組織された住民団体が町会・自治会です。
今月号は、岩見沢市町会連合会会長の石垣紀明さんに、町会・自治会の活動や直面している課題などを聞きました。
●絆を深める
皆さんは最近、近くの公園でやっている盆踊りやお祭りなどに、行きましたか。
地域で行うイベントなどのほとんどは、町会・自治会で行っているんです。皆さんが顔をあわせて、絆を深めるための、スポーツ大会や敬老会、勉強会などもやっています。
最近は町会・自治会の高齢化が進んでいて、どうしても高齢者対象の行事になりがちなんですが、若い人が子どもと一緒に参加できるイベントも増やしていきたいですね。
他にも、花壇に花を植えたり、ごみステーションのペンキ塗りをしたりといった活動もしています。それと、最近は少なくなりましたが葬儀のお手伝いもやっているんですよ。
終わった時には、皆さん達成感あふれる顔をしていて、 こういった活動で、地域の絆がより一層深まると感じています。
●絆を広げる
今、町会・自治会は、会員全体が高齢化してきて役員の後継者がいなかったり、若い人が町会・自治会離れを起こしていたりして、弱体化してきているように感じています。
若い人には、町会・自治会に加入してほしいというのはもちろんですが、地域の人と顔見知りになってほしいです。
災害の時など、地域の皆さんの助け合いが重要ですが、顔もよくわからない、話したこともない、となるとうまくいかないと思いませんか。
普段から、道で誰かに会った時に挨拶をするだけでも、顔見知りになれて、それが地域の絆を広げ、深めることにつながると考えています。
まずは若い人に、盆踊りやラジオ体操などの行事に、気軽に参加してもらって、町会・自治会の活動を知ってもらいたいと思います。
●町会・自治会にはこんな役割も
・地域の意見を、行政や関係機関へ要望する
・地域の行事や市役所からのお知らせなどの情報を回覧板などで提供
・交通安全運動や防犯パトロール、街路灯の管理、防災訓練、子どもや高齢者などの見守り活動
・公園の管理や地域の生活道路の排雪
●町会・自治会に加入を
町会・自治会への参加は、地域の人との交流や災害時の心強さにつながります。地域の人と顔見知りになるためにも、町会・自治会に加入しましょう。
加入方法など、詳しくは岩見沢市町会連合会事務局(市民連携室内)まで、お気軽にお問い合わせください。
問合せ: 市民連携室