◆ごみ処理基本計画見直し
ごみ処理基本計画は、家庭や事業所で出されるごみを処理する基本的な方向性を示したものです。
新しいごみ処理施設である、いわみざわ環境クリーンプラザいわ☆ぴかの整備によるごみの分別方法の変更や、有料化の実施など、ごみ処理にかかる状況が大きく変わり、また、旧計画で定めた減量目標を達成したことなどから、計画の見直しを行いました。
今月号は、目標を達成するために、市民の皆さんに実践してもらいたいことや、ごみを減らすメリットなどをお知らせします。
なお、計画の詳しい内容は市ホームページをご覧ください。
問合先 市廃棄物対策課
◆基本方針
これまでの取り組みで構築したごみルールを遵守し、ごみの適正排出、適正処理処分、熱利用など、自然にやさしい処理を行い、ごみの分別徹底による資源の再生利用を維持継続することが、循環型社会の形成のために必要です。
そこで、次の二つの基本方針を掲げました。
基本方針1)
市民・事業者の自主的なごみ減量行動の実践を促し、ごみの発生抑制および再使用を推進する
基本方針2)
ごみルール遵守を徹底し、資源の再生利用、適正排出、適正処理処分による自然にやさしい処理を行う
◆ごみを減らす理由は?
・環境の保全
一人一人が正しいごみの減量に取り組むことがでいれば、紙やプラスチックなどの限りある資源の使用を抑えることができます。
また、資源の再使用、再生利用などが進めば、環境への負荷が少なくなり、温暖化の防止や水質・土壌汚染の防止など、環境の保全にもつながります。
・最終処分場を少しでも長く
環境クリーンプラザいわ☆ぴかでごみを焼却した後の焼却灰や、破砕された不燃物などは、市の最終処分場に埋め立てられます。ごみが減らずに埋立地があふれてしまったら、新たに山林を切り開き、次の埋立地を作らなければなりません。少しでも使用期間を長くするために、適正な分別処理を行い、ごみの減量を進める必要があります。
・処理費用を抑える
収集運搬、焼却、破砕、選別、埋め立て、資源化などのごみ処理には、多くの費用がかかりますが、できるだけごみを出さない取り組みや、分別の徹底を進めることで費用を抑えられます。
◆計画期間は?
平成29年度から38年度までの10年間を計画期間とし、計画の見直しなどを行うため、平成33年度を中間目標年次としています。
◆新たな4つのR?
皆さんは3Rという言葉、どこかで聞いたことはありませんか?3Rとはリデュース、リユース、リサイクルの略です。今回、その3Rに新たな4つのRを加え、7Rとしました。
◆3R + 4R=7Rを実践しよう
◆ごみを減らすことで、私たちにはどういうメリットが?
【年間2,00
0円減】
指定ごみ袋の購入金額を減らす
10ℓにできれ 20ℓから 燃やせるごみの指定ごみ袋を20ℓから10ℓにできれば、年間約2千円(週2回×52週×1枚×20円)支出を減らせます。
食べ残しを減らしたり、生ごみの水切りをしたりといった取り組みを行い、容器の小さい袋を使うことで、1つの袋に収めようという意識が働き、ごみの減量および資源ごみの分別に対する行動のきっかけにもなります。
【3万円分捨てられている!?】
冷蔵庫内で消費期限が切れてしまい、廃棄されている食材は、4人家族で年間3万円分にもなるという試算があります。週に1度、冷蔵庫内の食材を確認し、無駄なく食材を活用することで、ごみを減らすとともに家計の無駄を減らすことができます。
◆平成38 年度まで、次の数値を目標としています
家庭のごみ 1人1日あたり
現状値 471g → 平成38年度目標 450g以下
約20gのイメージ 水切り 食品トレー1個 カップめんのカップ1個
家庭の資源分別葎
現状値88.9% → 平成38年度目標 90%以上
※現状値は平成27年10月から平成28年9月の実績をもとに算定しています。
【その他、生ごみを堆肥化することでもごみは減らせます】
助成金制度
生ごみ堆肥化容器や電動生ごみ処理機の購入には、助成金制度があります。積極的に活用してください。制度の詳細は、市廃棄物対策課までお問い合わせください。
◆プラスチック製容器包装のルールを再確認!
ルールが守られずにごみステーションに出されたごみは、回収せず警告ステッカーを貼り、正しく出し直していただくようお願いしています。
現在、最もルールが守られていないのがプラスチック製容器包装です。警告ステッカーのうちの約6割を占めていて、その数は1カ月間で約3千枚にもなります。
プラスチック製容器包装って?
購入した商品が入っていたプラスチック製の容器(入れもの)や包装(包んでいるもの)で、中身の商品を取り出したり、使ったりした後で不要となるものです。対象のものには「プラマーク」がついています。
・プラスチックのもの全てだと思っていませんか?
◯正しい分別
購入した商品が入っていたプラスチック製の容器や包装で、マークがついているものです。また、中身が残っていたり、汚れが付着しているものは、中身を取り除いて水で軽くすすいでから出してください。
例 卵のパック、生鮮食品のトレイ、シャンプーなどのボトル、梱包用の発泡スチロールなど
×間違った分別
プラスチック製であっても、マークがない製品プラスチックは該当しません。
例 バケツ、カセットテープ、CD・DVD、ハンガーなど 正しくは、燃やせるごみ
在宅医療用の注射器・針 正しくは、医療機関へ返却
◆岩見沢市ゴミチェッカー
ごみの分別に迷ったときには、お気軽にお問い合わせください。また、岩見沢市のごみの分け方を検索できるページもありますので、リンク先のページをブックマークしてお使いください。
■マイバッグを使う、食べ残しをしない、ごみをしっかり分別するなど、必要なのはちょっとした心がけです。一人一人が循環型社会を意識し、リデュース、リユース、リサイクルの3Rに加えて、リフォーム、リペア、レンタル、リフューズの4Rを実践することで、ごみをもっと減らすことができます。
未来の子どもたちのためにも他人事とは考えずに、市民の皆さん、事業者、市で協力してきれいな環境を守っていきましょう。
また、次のようなできるだけごみを出さない取り組みや、まちをきれいにするための活動などが行われます。ぜひ、参加して環境に対する意識を高めましょう。