●JR室蘭線駅舎めぐり
JR北海道が単独維持困難とする室蘭線(沼ノ端~岩見沢)は、明治25年に開業し、長い間、地域の人々の暮らしと密接に関わりながら、今日まで歴史を刻んできました。市は、国や道、苫小牧市、安平町、由仁町、栗山町と連携して、室蘭線の維持・存続に向けた協議を進めています。
今月号は、知っているようで知らない、栗山から苫小牧までの室蘭線の各駅舎を中心に、人々の暮らしの中に息づく鉄路を紹介します。
・栗山駅
・栗夢プラザ
栗山駅には、町の芸術や文化、コミュニティ活動の拠点であるカルチャープラザEkiが併設され、さまざまな楽しいイベントが催されており、まちの憩いの場として大切にされています。駅から歩いて5分、栗山町の名産品が並ぶ〝栗夢プラザ〟を拠点に、栗山の街を散策してみるのも面白いかもしれません。
・ポッポ館ゆに
・古山駅
由仁町には、由仁、古山、三川の3つの駅があります。由仁駅は、ふれあい交流館〝ポッポ館ゆに〟として、平成18年に生まれ変わり、現在は観光案内もしています。人気のスイーツやおいしいお店の情報を仕入れて、由仁町内の食べ歩きなんてどうでしょうか。
・追分駅
・早来駅
・安平町物産館
・記念のレイ
安平町には、追分、安平、早来、遠浅の4つの駅があります。室蘭線と石勝線が交わる追分駅周辺には、旧国鉄が認定した〝鉄道の町〟らしく、鉄道をモチーフとしたオブジェなどを見つけることができます。さらに来年の春には、道の駅〝あびらD51(デゴイチ)ステーション〟が付近にオープン予定です。早来駅には〝安平町物産館〟が併設され、特産の各種チーズなどが販売されています。安平町の特別栄誉賞を受賞した競走馬ディープインパクトに贈られた記念のレイも展示されていますよ。
・沼ノ端駅
・ぷらっとみなと市場
苫小牧市には、ガラス張りの近代的な駅舎が印象的な沼ノ端駅があり、千歳線と室蘭線が乗り入れる苫小牧東部地域の玄関口です。工業と港湾の印象が強い苫小牧ですが、ウトナイ湖などの自然にも恵まれ、また、ホッキ貝の水揚げ日本一の街でもあります。室蘭線で出かけてみませんか。
問合先:市企画室