●JR室蘭線活性化連絡協議会が発足!
JR室蘭線(沼ノ端〜岩見沢)は、JR北海道が単独維持困難とする路線の一つです。この室蘭線を地域住民の足として守り、鉄路を中心に、周辺の地域を元気にしていくことを目的として、〝JR室蘭線活性化連絡協議会〞が発足しました。
この協議会には、沿線の苫小牧市、安平町、由仁町、栗山町と、岩見沢市が参加しています。国や北海道、JR北海道などをはじめとする関係団体や、他の地域などとも連携しながら、どうすれば多くの人に利用してもらえるか、今よりもコストを抑える方法がないかなど、みんなで知恵を出し合い、室蘭線の維持に向けて活動していきます。
●JR北海道 平成29年度線区別の収支
JR北海道が、平成29年度の線区別収支と利用状況を公表しました。
平成28年8月の台風災害により、長期間運休した列車の運転が再開したことなどにより、石勝・根室線(南千歳〜帯広)や札幌周辺では収支の改善が見られましたが、鉄道事業全体では551億円余りの赤字となり、前年度から25億円余り悪化しています。
室蘭線(沼ノ端〜岩見沢)の収支は、営業収益が1億2300万円、営業費用が13億5700万円で、収益から費用を差し引いた営業損益は12億3300万円の赤字で、前年度からわずかに改善したものの、大変厳しい状況が続いています。
鉄道の果たしている役割は、単に線区の収支だけで推し量れるものではありません。鉄路を含め、将来を見据えた北海道の人流や物流のあり方が問われています。
室蘭線(沼ノ端~岩見沢) 赤字12億円余
※端数調整のため、差し引きが一致しない場合があります
問合先:市企画室