救急車は、けがや急病などで緊急に病院へ搬送しなければならない方のためのものですが、救急車をタクシー代わりに使ったり、病院の混雑を避けるために使ったりと、全国的にも、救急車の適正利用が問題となっています。
それは、緊急性がないのに救急車を呼ぶと、本当に救急車を必要とする場合に、遠くの救急車が出動することになり、到着が遅れることで、救える命が救えなくなる恐れがあるためです。
残念ながら、岩見沢市でも、同様に問題となっています。

出動件数・搬送人員ともに増加傾向で、不搬送件数の多さも気になりますね。そして、搬送人員の〝約半分が軽症〟だったということ。軽症かどうかの判断は、難しい場合もありますが、安易に救急車を呼ぶケースも見受けられるそうです

◆すぐに119番を!
・意識がない
・呼吸が困難である
・呼吸、脈拍が感じられない
・顔色が悪く冷汗をかいている
・激しい胸痛、頭痛、腹痛がある
・やけどの範囲が広い
・頭を打ち、意識がおかしい
・けいれんが続いている など

◆医療機関へ
・風邪をひいた
・微熱がある
・腰が痛む
・寒気がする
・足をひねった
・軽い手や指の傷 など

◆こんな利用はダメ!
・自家用車がない
・早く受診できる
・入院の日だから
・タクシーはお金がかかる
・病院を探すのが面倒 など

◆どんなときに呼んだらいいの?こんな便利なものが
◇救急車利用マニュアル
救急通報のポイント、救急車を呼んでほしい症状、救急車の呼び方などが掲載されています。
総務省消防庁のホームページからダウンロードして活用してください。

◇全国版救急受診アプリQ助
症状の緊急度を素早く判定します。救急車を呼ぶ目安にしてください。
スマホ版(iOS・Android)とWeb版がありますので、活用してください。

緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、交通機関などを利用し、けがや病気の状態、事故の状況などから、急いで病院へ連れて行ったほうがよいと思った場合は、迷わず119番通報してください。
救急車を本当に必要とする方のために、適正な利用をお願いします。
問合先：岩見沢消防署消防指令センター
【電話】22局7445