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暮らしを守る新たな拠点 新庁舎建設基本計画を策定

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北海道岩見沢市

市民の皆さんや各種団体からいただいた、さまざまな意見などを踏まえ、2月に策定した新庁舎建設基本計画は、現庁舎の現状と課題を整理し、施設機能や建築の方向性など、事業の基本となる考え方を示したもので、今後の〝基本設計〞〝実施設計〞で、より詳細な検討を行う際の指針となるものです。
今月号は、その概要をお知らせします。

◆基本理念、基本方針
市民の皆さんが利用しやすく、親しまれるような新庁舎を建設するに当たり、基本理念を次のとおりとし、その基本理念に基づき三つの基本方針を設定しました。
(基本理念)
市庁舎は、地方公共団体の責務である市民の安全安心な暮らしを守る拠点となる施設です。新庁舎建設においては、市民が利用しやすく、簡素で機能性と経済性に優れ、総合的な防災・災害復旧の拠点となる機能を備えるとともに、時代の変化に柔軟に対応できる庁舎づくりを目指します。
(3つの基本方針)
・すべての市民が利用しやすく、時代の変化に対応可能な庁舎
・簡素で機能性と経済性に優れた庁舎
・総合的な防災・災害復旧の拠点となる庁舎

◆整備方針と導入する機能
基本理念に基づき五つの整備方針を設定し、整備方針に基づき新庁舎へ導入する機能を検討します。市民の皆さんの利便性、災害対策などを向上させる新しい機能を検討、導入することが必要となります。

◆5つの整備方針と導入する機能
◇高い市民サービスを実現する庁舎
・市民サービス機能
・市民利用スペース
・情報発信機能
・周辺環境との調和

◇簡素で経済性に優れ変化に対応可能な庁舎
・執務機能
・情報通信技術(ICT)機能
・議会機能
・ライフサイクルコスト※

◇市民の安全安心を守る拠点となる庁舎
・防災機能
・防犯、セキュリティ機能

◇地域特性を活かす環境配慮型の庁舎
・環境負荷低減の機能

◇誰もが利用しやすい庁舎
・ユニバーサルデザイン

※ライフサイクルコスト
建物の設計・施工から維持管理、廃棄に至るまでの過程で必要な費用の総額

◆庁舎および駐車場の規模
市民サービスや業務効率の低下を招くことのないよう、適正かつ機能的でコンパクトな規模を検討します。
(庁舎)
職員数:408人(平成33年の想定職員数)
延床面積:9,000~10,000平方メートル
※その他、公用車車庫の延床面積が必要。
(駐車場)
来庁者用:134台(現行より4割程度増)
※公用車は緊急時や防犯にも備え、全て車庫として検討。

◆階層構成の考え方
階層構成は、市民の皆さんの利便性のほか、業務の効率性や各部署の連携などを考慮した配置を検討します。
(階層構成イメージ)
高層:議会の独立性、セキュリティの確保を考慮し、議会機能を配置
中層:日常的な窓口を有しない行政事務機能、ICT機能(サーバ室)を有する部署、防災機能を有する部署
低層:市民の利用の多い窓口機能を有する部署、市民も利用できる多目的スペースなど

◆建設費用および財源
建設に当たっては、コスト縮減につながる構造・設備の採用など、事業費の抑制に努めます。
財源の内訳は、起債および一般財源を見込み、将来に過度な負担を残すことのないよう合併特例債を活用します。

(事業スケジュール)
平成30年度 基本設計・実施設計
平成31・32年度 建設工事
平成33年度 引越し・供用開始、旧庁舎解体
平成34年度 外構工事

引き続き、市民の皆さんから意見などをいただきながら、近年全国的に発生している災害の状況などを踏まえ、市民の皆さんの安全・安心および市民生活を守る総合的な災害対策の拠点として整備し、将来に過度な負担を残さないよう財源を確保するため、この計画に基づき新庁舎の早期建設を進めていきます。
新庁舎建設基本計画は、市役所本庁、北村・栗沢両支所の情報公開コーナー、幌向・朝日・美流渡・有明交流プラザの各サービスセンターまたは市ホームページでご覧いただけます。

問合先:市庁舎建設準備室

       

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