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誰もが持つ大切なもの 人権を考えよう!-2

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北海道岩見沢市

○人権擁護委員 藤田政利さん
○人権擁護委員 小山祐子さん
○人権擁護委員 干場幸宏さん
○人権擁護委員 野崎政義さん

●人権を侵害されているかもしれないと思ったら?
(藤田)まず、身近な人に伝えることも大事ですが、人権擁護委員や法務局に相談してください。ポスターなどに電話相談の番号が載っているので、一人で悩まずに気軽に利用していただきたいです。
(干場)〝人権困りごと相談〟を毎月第二木曜日に市役所で行っています。一般的な困り事も含めて相談を受けているので、何か悩み事があれば来ていただきたいと思います。
(小山)人権困りごと相談は、毎月の広報いわみざわに折り込まれている、いきいきナビに日程が載っています。あと、法務局岩見沢支局では、いつでも相談を受けていて、電話相談もできます。私たちは、相談者の心の整理のお手伝いができたらと思っています。法律の専門家ではありませんが、お話を聞いて受けとめて、専門機関につなぎますので、いろんな場面で人権擁護委員を頼っていただければと思います。
(野崎)毎年6月1日は〝人権擁護委員の日〟として、全国で一斉に相談所を開設しているんです。相談内容はいろいろですね。内容を一緒に整理して、良い選択をしてもらえるように助言などをしています。

●みんなの人権110番
0570-003-110(ぜろぜろみんなのひゃくとおばん)
●子どもの人権110番(通話料無料)
0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)
●女性の人権ホットライン
0570-070-810(ぜろななぜろのはーとらいん)
※いずれも、土・日曜日、祝日、年末年始を除く、午前8時30分から午後5時15分まで。

●人権を侵害された場合、助けてもらえるの?
(池端)人権相談などで「私の人権が侵害されています。助けてください」というような申告があった場合や、新聞などから情報を得て、人権侵害に当たると判断されるようなものを侵犯事件として取り扱って、救済手続きを始めることがあります。この救済手続きは、人権擁護委員と法務局職員が協力して、人権侵害の有無を調査し、確認するというものです。法律的なアドバイスをしたり、当事者間の話し合いを仲介したり、人権侵害を行った人に対して改善を求めたりといった措置を取っています。ただ、あくまで関係者の協力で行う任意のものなので、警察のような強制力はありません。

●人権のことや皆さんの活動が知られていないのでは?
(干場)人権って言葉が難しいじゃないですか。でも、子どものころから、思いやりの心を育て、命の大切さを教えることで、差別をすることなく、正しい行動をすることができると思います。人権侵害が起きないよう、周りの人と一緒に人権を考えてもらうため、さまざまなイベントで啓発物品を配ってPRをしています。イメージキャラクターの〝人KENまもる君〟と〝人KENあゆみちゃん〟は、とても人気があるんです。
(小山)今年は、〝人KENまもる君〟と〝人KENあゆみちゃん〟がプリントされているTシャツを着て啓発活動をしますので、楽しみにしてください。あと、イオン岩見沢店での黄色いレシートキャンペーンにも参加する予定です。

○イベントでの啓発活動
・彩花まつり
・クピド夏祭り
・きたむら田かっぺ舎フェスティバル
・くりさわ農業祭

●子どもたちに対してはどんな活動を?
(小山)思いやりの心を持つというのは、やはり小学生から、きちんとした人権教育がなされていないとダメだということで、〝人権教室〟を行っています。去年は、志文・日の出・第二・栗沢小学校で実施しました。今年は、中央小学校、美流渡中学校でも実施の予定で、今後も増えていくと思われます。小学校では、いじめ、インターネット、暴力などの身近な問題に触れて、人権を考える授業としています。なかなか授業時間の確保ができないというのが現状で、「全校集会とか学年集会の場で、10分程度でも構わないので人権の話をできる場を設けていただけないでしょうか?」と学校に働きかけています。
(藤田)花を通じて、命の大切さや思いやりの心を育てていただきたいということで、花の苗を寄贈する〝人権の花運動〟も、昭和57年から行っています。去年は、中央・志文小学校で実施して、今年は中央・美園・北真・栗沢小学校、明成中学校で実施する予定です。とにかく、子どもたちに花を育てることを通じていろんなことを学んでいただきたいと思っています。

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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