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公共交通で出かけよう!第5便(夏休み特別便)2

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北海道岩見沢市

A1 (4)ワイナリー前
〝市営球場前〟は鉄北循環線、〝メープルロッジ前〟と〝いわみざわ公園〟は万字線のバス停の名称で、実際に路線バスで行くことができます。
ワイナリーとは、ワインを作るところで、ここ数年、原料のブドウ栽培に適した市内宝水地区や栗沢町上幌地区などに増えており、一部のワイナリーは、内部の見学やワインを購入することもできます。岩見沢ターミナルから、路線バスで直接訪れることは難しく、〝ワイナリー前〟というバス停もありません。
岩見沢市観光協会では、ワイナリーなどをタクシーで巡るモニターツアーを実施しています。

A2 (4)約240カ所
市内には、全部で約240カ所のバス停がありますが、これを多いと思いますか?少ないと思いますか?
岩見沢市には約82,000人が暮らしています。単純に計算すると、約340人に1カ所のバス停があることになりますが、バス停の近くに暮らしている人もいれば、離れたところに暮らしている人もいます。バスやタクシー、JRなども組み合わた交通のネットワークで、市内のどこでも安心して暮らせる仕組みを作ることが必要です。

A3 (2)約40台
市内各所や近くの市や町を結ぶバス路線では、約40台のバス車両が運行しています。
路線数の2倍以上の台数があることになりますが、毎日、朝早くから夜遅くまで走るバスは、日々、順番に清掃や点検、整備などが行われ、いつでも安全に走れる状態を保たなくてはなりません。
また、バスの運転手さんは、交替でバスを運転していますが、風邪や寝不足に注意し、休みのときも、規則正しい生活をするよう努めており、私たちが安心して利用できるよう支えてくれているのです。

A4 (3)レール
岩見沢駅舎を正面から見ると、大きなガラスとレンガが印象的です。
大きな窓部分の窓枠には、JR北海道が道内各地から集めた232本の古いレールが使用され、一本一本、製造された年や月、場所などが刻印されています。最も古いもので、1890年ごろに製造されたものが確認されており、初代岩見沢駅ができたのが、1884年(明治17年)ですから、その頃のレールが使われていることになります。

A5 (1)星
岩見沢駅の北側には、〝レールセンター〟というレンガ造りの古い建物があります。この建物は、室蘭線が開通した1892年(明治25年)ごろに建てられたと言われており、その後、北海道炭鉱汽船という会社に払い下げられました。
建物の壁にある星のマークは、〝五稜星〟と呼ばれ、北海道炭鉱汽船の会社のマークです。
レールセンターは、1906年(明治39年)に国の所有となり、現在はJR北海道が使用しています。明治中期の建築様式が残された貴重な建物が、現在も現役で使われているなんて驚きですね。

A6 (1)アフリカ象
貨物列車は、最大26両編成で約650トン(道内は最大20両編成で約500トン)の貨物を運ぶことができます。アフリカ象1頭の重さを平均約6.5トン、カバを約1.5トン、キリンと農耕馬を約1トンとすると、貨物列車は、アフリカ象100頭を一度に運ぶことができます。農耕馬は、岩見沢駅のホームでも実物大の像を見ることができますよ。
トラックや船、飛行機、貨物列車など、さまざまな交通機関で荷物が運ばれていますが、それぞれ長所と短所があります。いろいろな輸送手段の組み合わせで、日本の隅々まで食べ物や生活用品が運ばれているということです。

A7 (1)たまねぎ
JR貨物の平成27年度の実績によると、北海道から本州へ鉄道コンテナで運ばれた貨物は、約247万トンで、そのうちの20.5%を玉ねぎが占めています。じゃがいもは10.3%、お米は5.0%、乳製品は4.6%です。
北海道から本州に運ばれる貨物は、農産物やその加工品が多く、岩見沢や青函トンネルを経由し、日本中に運ばれています。本州から北海道に運ばれる貨物は、宅配便の荷物や書籍、加工食品や衣類などが主です。

A8 (3)花の恵み
JR北海道は、〝北海道の恵み〟シリーズとして、道北、道東、道南、道央のエリアごとに計4台のラッピング列車を運行しています。
岩見沢で見ることができるのは、北海道の草花や動物たちを表現した〝花の恵み〟で、岩見沢や苫小牧、千歳や夕張など、道央地区を運行しています。
道北地区では、幻想的な流氷や雄大な自然を表現した〝流氷の恵み〟が、道東地区では、釧路湿原の動植物や十勝の実りを表現した〝森の恵み〟が、道南地区では、函館の海中や港に生息する生き物を表現した〝海の恵み〟が運行しています。

A9 (3)朝日駅
かつて市内には、函館線と室蘭線の他に、幌内線と万字線が運行していました。
1987年(昭和62年)に廃止された幌内線は、1882年(明治15年)に全線が開業した北海道で最も古い鉄道の一部で、現在は栄町駅の跡に〝幌内線記念の碑〟が建てられています。
1985年(昭和60年)に廃止された万字線は、1914年(大正3年)に全線が開通し、志文駅で室蘭線から分岐し、上志文、朝日、美流渡、万字、万字炭山の5つの駅がありました。
これらの駅舎のうち、上志文駅の一部がスキー場の施設として使用され、朝日駅は、当時の姿のまま残されています。

A10 (3)機関車
JR室蘭線沿線の安平町では、来年の春のオープンに向け、追分駅近くの国道234号沿いに、道の駅〝あびらD51(デゴイチ)ステーション〟の建設が進められています。
平成18年に早来町と合併して、安平町となった追分町は、かつて全国12カ所のうち、岩見沢市とともに国鉄から北海道内で2カ所認定されていた〝鉄道の町〟で、D51形と呼ばれる蒸気機関車が現在も大切に保存されています。
道の駅には、D51形蒸気機関車の展示のほか、農畜産品や加工品の販売スペースなども設けられる予定です。来年春のオープンが待ち遠しいですね。

何問正解しましたか?

もし、鉄道やバス、タクシーなどがなかったら、皆さんの暮らしはどうなると思いますか?毎日、利用していなくても、なくなると困るという人が多いのではないでしょうか。自動車や運転免許を持たない人にとっては、誰もが利用できる公共交通は、買い物などの普段の暮らしに欠くことのできないものです。
また、たくさんの人や荷物を一度に運ぶことができるので、排気ガスの量が少なく、環境を守るためにも有効です。
公共交通は、利用した人が支払う運賃や料金で運行していますが、昔と比べると、利用する人が減っていて、中にはなくなってしまった鉄道やバスの路線もあります。そうならないように市は、鉄道やバス、タクシーなどの交通事業者と協力して、地域の公共交通を守るための取り組みを進めています。
皆さんも、鉄道やバスなどに乗ったとき、暮らしを守る〝公共交通〟について思い出してみてくださいね。

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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