乳児期は、離乳食を通して〝食べることの大切さや楽しさ〞を学ぶ時期です。また、母乳やミルク以外の味に初めて触れ、普通の食事ができるようになるまでの、味覚の基礎を作り上げていく時期でもあります。この時期の味覚体験は、食生活だけでなく、将来の健康を左右するほど大きな影響があると言われています。離乳食は、赤ちゃんの健康や発達に欠かせない大切なステップです。
「子どもの離乳食は気にしているけど、自分の食事はちょっと…」という方はいませんか?
今月号は、大人も赤ちゃんも一緒に、いろいろな食材をバランスよく食べる〝こつ〞を伝授します。
●乳児期の食事から考えよう!
(POINT)大人も一緒にバランスよく
大人の食事が子どもの食事に影響します。家族そろって1日3食の規則的な食生活を身につけましょう。
主食のご飯を中心に、主菜と副菜をそろえるような食事にしましょう。
(POINT)乳児期の味覚は敏感
味覚を広げるためにも、薄味を基本にいろいろな食材を子どもに食べさせてあげましょう。昆布ダシには、母乳や羊水と同じ旨味成分が含まれているので、離乳食を進めやすくおすすめです。そのダシを使うことで、塩分控えめでも、おいしくすることができます。
(POINT)フードデイに参加しよう
フードデイは、子どもから大人まで全ての方を対象に、健康的な食事を考えてもらうきっかけ作りとして、毎月1回いわみざわ健康ひろば(3西4 第2ポルタビル1階)で行っています。
8月に行ったフードデイのレシピを紹介します。
○取り分け離乳食(7、8カ月以降)洋風豆腐ハンバーグ(大人2人分と離乳食分)
材料:
(豆腐ハンバーグ)
・絹ごし豆腐 160g
・鶏ささみひき肉 100g
・玉ねぎ 1/2個
・卵黄 大さじ2
・パン粉 10g
・小松菜の葉 適量
(ソース)
・お好みの野菜(玉ねぎ、トマト、なすなど)約350g
・無塩トマトジュース 1缶
・コンソメ 小さじ2
・ケチャップ 小さじ2
・だし汁 100cc
作り方:
(豆腐ハンバーグ)
(1)玉ねぎはすりおろし、小松菜は軟らかく茹でてみじん切りにする
(2)豆腐は電子レンジで30秒加熱し、水切りする
(3)ポリ袋に材料を全て入れ、よく混ぜる
(4)大人は大きめ、子どもは小さめ(月齢により異なる)に(3)を成形し、油を熱したフライパンで焼く
(ソース)
(5)野菜は食べやすい大きさに切り、だし汁で煮る
(6)軟らかく煮えたら、無塩トマトジュースを加える
(7)大さじ1、2杯程度、離乳食分を取り分ける(月齢により異なる)
(8)残った大人の分に、コンソメとケチャップを加え、味を調える「軟らかくヘルシーなハンバーグで、誰でもおいしく食べられますよ!」
●今後のフードデイ(取り分け離乳食)
日程:11月15日(金)、2月28日(金)
※詳しくは、広報いわみざわの情報ひろばでお知らせします。
問合先:市健康づくり推進課(4西3 であえーる岩見沢3階)
【電話】25局5540