毎年9月は〝がん征圧月間〞と定められ、全国でがんの正しい予防知識や早期発見、早期治療の重要性などを広く伝えるための活動が行われます。
これに合わせ、今月は健康づくり普及員のイワくんが、がんのことを分かりやすく、皆さんにお伝えします。
●リスクを高める要因
日本人のがんは、受動喫煙を含む喫煙や感染、飲酒などがリスクを高める大きな要因なんだ。
日ごろの生活習慣が関係していることも多くて、健康的な生活習慣を取り入れることで、自分自身や大切な家族が、がんになる確率を低くすることができるんだよ。
●日本人の死因第1位は〝がん〟
がんは、自覚症状が表れてからだと治療が難しくなることが多くて、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われているんだよ。
日ごろの生活習慣や生活環境を見直すことで予防ができて、医療も進歩しているから、がんの早期発見、早期治療も可能になってきているんだ。
(日本人の死因)(平成29年)
●がんを防ぐ
がんを防ぐために心がけてほしいことを紹介するよ。特別なことはなくて、今からすぐに始められるものばかり。ぜひ取り組んでみてね。
それと、胃がんの原因の多くは、ピロリ菌の感染によるものと言われているんだ。だから、ピロリ菌の検査と除菌治療が、胃がんの予防につながるんだよ。
○がんを防ぐための12カ条
・たばこは吸わない
・他人のたばこの煙をできるだけ避ける
・お酒はほどほどに
・バランスのとれた食生活を
・塩辛い食品は控えめに
・野菜や果物は不足にならないように
・適度に運動
・適切な体重維持
・ウイルスや細菌の感染予防と治療
・定期的ながん検診を
・身体の以上に気付いたら、すぐに受診を
・正しいがん情報でがんを知ることから
((公財)がん研究振興財団)
●早期発見で治る確率が高くなる
がんの進行程度を示す数値を〝stage〟(ステージ)と言って、0から4.の5段階で分類されて、数字が大きいほど、がんが進行していることになるんだ。
胃がんや大腸がんは、初期のstage1.で発見された時の5年相対生存率※が100%に近くて、がんから命を守るためには、早期発見・早期治療が極めて大切なことが分かるよね。
(がんの5年相対生存率)(2008年から2009年生存率集計の主な結果)
・胃がん
・大腸(直腸)がん
※がんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合。100%に近いほど、治療で命を救える状態であることを意味します。
「日ごろから予防を心がけることと、定期的な検診で、がんから大切な命を守ろう」
●がん検診は定期的に
がんは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないんだ。だから、早期発見のためには、定期的に検診を受ける必要があるんだよ。
国は、科学的根拠に基づいて、早期発見に効果がある検診を推奨しているよ。詳しくは、厚生労働省ホームページを見てね。
●市が実施するがん検診など
予約方法:受診日の3週間前までに、電話またはインターネットで
予約・問合先:市健康づくり推進課(4西3 であえーる岩見沢3階)
【電話】25局5540
岩見沢市 検診 インターネット受付 検索
「インターネット予約だと、24時間いつでも申し込みできるんだ」
詳しい日程などは、広報いわみざわ5月号折り込みの健診ガイドブックまたは市ホームページをご覧ください
問合先:市健康づくり推進課(4西3 であえーる岩見沢3階)
【電話】25局5540