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北海道岩見沢市

皆さんには夢や目標はありますか?何かに一生懸命取り組んでいますか?
人が一生懸命頑張っている姿は、とても素敵ですよね。市内には、夢に向かって、日々挑戦し続けている子どもたちがいます。
今月号は、それぞれの夢に向かってひたむきに頑張る子どもたちを紹介します。

●東光中学校3年生 木村花奏(きむらかなで)さん(水泳)
○〝負けず嫌い〟は一番の強みこの気持ちをいつも忘れたくない「誰にもまけない!!」
お兄さんが水泳を習っていて、お父さんの勧めもあり水泳を始めたという木村花奏さん。「やってみたら楽しくて、それからずっと続けています」と語る。種目は自由形で、週5回の練習をこなしている。
「水泳は難しい競技なんですけど、少し工夫することで良いタイムが出たときやメダルを取ったときが嬉しくて。悔しいこともあるけど、そういう瞬間があるからずっと続けたいと思えます」と笑顔で話す。そんな木村さんの強みは〝負けず嫌いなところ〟で、「誰にも負けたくないっていう気持ちが強いです」と語る。
今までで印象に残っている試合を聞いてみると、「中学1年生のとき、初めてジュニアオリンピックカップの全国標準記録を切ることができた試合です。そのときに周りのコーチが一緒に喜んでくれたのがとても嬉しかったです」と嬉しそうに話す。試合に臨むときは、「自分より年上の高校生と泳ぐことが多いんですけど、その人たちには絶対負けたくないって思いながら泳いでいます」と語る。
目標とする選手を聞くと、「池江璃花子選手です。一つ一つが力強くて、自分もあれくらい迫力があって格好良い泳ぎをしたいと思います」と語る。
高校生になってからも水泳を続けていくという木村さんに、今後の目標を聞く。「今は全国大会に出場できても全然勝てなくて、全道大会でしか勝てない選手なんですけど、高校に入ったら全国大会でも戦えるような選手になりたいです」と力強く語ってくれた。

●東光中学校2年生 諏訪遥希(すわはるき)さん(水泳)
○勝つことによって自分をレベルアップできる勝たないと始まらない「勝つ!!」
お兄さんが水泳を習っていて、4歳頃から水泳を始めたという諏訪遥希さん。「最初は嫌々やっていたんですけど、だんだん慣れてきました」と話す。
メインの種目は背泳ぎで、メドレーやバタフライも練習しているという諏訪さん。「水中でのキックは自分の武器になると思います」と、自分の強みを語る。
水泳の魅力を「練習でもレースでも競える相手がいるということが一番の魅力だと思っています。自己ベストを更新したり、全国大会でメダルを取ったりしたときはやっぱり嬉しいです」と笑顔で話す。
これまで多くの大会に出場してきた諏訪さんだが、「一昨年の北海道中体連で、最も得意な200メートルで標準記録を切れずに全国大会に行けなくて。それが自分にとって、もっと強くなりたいと思ったきっかけになりました」と、ほろ苦い経験も語る。
試合では、「レース前に必ず自分の目標タイムを決めてから泳いでいます。もちろん、順位のことも考えて臨んでいます」と話す諏訪さん。目標とする選手は、「瀬戸大也選手です。同じスイミングスクールの出身ということもあって、世界を舞台に結果を残せているところや、泳ぎに迫力があって、小柄だけどパワーがあるところも尊敬しています」と語る。
今後の目標は、「全日本選手権やジャパンオープンへの出場です。その前に全国標準記録を切り、ジュニアオリンピックカップや全国中体連で上位に食い込める選手になりたいです。将来的にはオリンピックにも出たいです」と力強く語ってくれた。

●同年代で、長く一緒に戦ってきた諏訪さんと木村さん。お互いの選手としての印象を聞いてみた。
木村:(諏訪さんは)練習でも強くて、本番でも速いタイムを出していて、全国でも活躍しているのでとても尊敬しています。
諏訪:(木村さんは)自分よりも年上で水泳歴も長く、経験も多くて、どのように練習したらいいのかというのをしっかり分かってやっているところがすごいと思います。

さらに上を目指し、勝利を求め努力し続ける二人。今後もたくさんの経験を積み、より強くなった姿を見せてくれることだろう。

●緑中学校2年生 菊地咲(きくちさき)さん(空手)
○自分に負けると相手にも負けてしまう強い心を持ち続けたい「自分に負けない!」
4歳の頃に、両親の勧めで空手道場の体験に行ったことがきっかけで空手を始めたという菊地咲さん。「あまり覚えていないんですけど、『楽しかった』と言っていたみたいです」と笑顔で話す。
空手にはさまざまな流派があるが、大きく分けると、蹴りや突きを相手に当てず寸止めにするノンコンタクトと、相手に直接打撃をするフルコンタクトがある。菊地さんはフルコンタクトの選手だ。ケガも多く、稽古や試合に集中していて気付かないうちにケガをしていることもあるそう。週3回、幅広い年代の方と一緒に稽古している。
空手をやっていて良かったと思うことは?と聞くと。
「技術だけではなく、空手を通して学んだことを学校生活や空手以外の場所で生かせるところです。例えば、空手には上下関係があるので、目上の人への気配りが大切です。学校でも、先生が荷物が多くて困っているのを見かけたら、持つのを手伝ってあげるとか、そういった周りを見る力が少し身に付いたのかなと思います」と語る。
稽古中は後輩たちの指導にも携わっている菊地さん。型の動きや体の使い方など、指導している後輩一人一人の様子を見ながら細かいところまで丁寧に教えていく。「もっと分かりやすく教えられるようになりたい。将来は小学校の先生になりたくて、そこにも生かせられるように指導力を身に付けていきたいです」と、将来を見据えた目標も話してくれた。
菊地さんは昨年3月に行われたGLOBAL POINTandK.O.第34回国際空手道選手権大会で全国3位に輝いた。「小学1年生のとき以来の全国大会入賞だったので、とても印象に残っています」と嬉しそう。
そんな菊地さんの強みは〝力の強さ〟で、「突きや蹴りの力は強いんですけど、スピードがまだ追い付いていないのが課題です」と語る。ちなみに、試合ではほとんど緊張しないそうで、「あまり勝敗にこだわると、自分の気持ちだけが前に行って冷静に戦えなくなるので、落ち着いて試合に臨むようにしています」と話す。
菊地さんは今後も空手を続けていくそうで、「今回は全国3位だったんですが、同じ大会で日本一になるのが目標です」と力強く語る。
何事にも向上心を持ち、ひたむきに努力を重ねる姿が印象的な菊地さん。その努力が実を結ぶ日も近いだろう。

問合先:市秘書課広報係

       

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