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Let’sLet’s studystudy English!(英語を勉強しよう)(1)

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北海道岩見沢市

English education in elementary schools will change
(小学校の英語教育が変わります)

皆さんは、英語を話すことができますか?理解することができますか?
「英語はペラペラだよ」「英語でコミュニケーションが取れるよ」という方は少ないのではないでしょうか。英語は中学校から学んだという方がほとんどだと思いますが、今は小学校から英語に触れています。そして4月からは、その小学校の英語教育が大きく変わります。

◎76.1MHz FM HAMANASU JAPAN
市職員とALTが出演して説明します
3月13日(金)午後5時40分

■英語力の必要性
昔より英語を目にする機会が多くなったと思いませんか?
さまざまな分野でグローバル化(社会的・経済的に国や地域を超えて世界規模でその結びつきが深まること)が進んでおり、国際共通語である英語力の向上がとても重要になってきます。
皆さんも、普段の生活の中で、「英語ができたらいいな」と思うことがあるのではないでしょうか。

■本格的な授業がスタート
文部科学省から平成29年3月に新学習指導要領が示され、令和2年4月から、小学3・4年生では〝外国語活動〟、小学5・6年生では教科としての〝外国語科〟の授業が導入され、本格的に英語(外国語活動、外国語科)の授業が始まります。

■授業の先行実施
〝外国語科・外国語活動〟の研究指定校となっている志文小学校では、令和2年度からの全面実施に先駆けて、今年度から英語の授業が行われています。
具体的にはどのような授業が行われているのか、英語の授業に携わっている先生に話を聞きました。

◎志文小学校(伊藤夕希子先生)

○なぜ小学校から?
外国からの観光客や留学生、地域に住む外国人とのコミュニケーションの機会が広がってきている時代となり、今まで以上に、コミュニケーション力が重要になってきているからだと思います。だから、小学校から英語でコミュニケーションを取ることに慣れ親しむことが大切だと考えます。

○外国語活動って?
小学3・4年生は、〝外国語活動〟と言って、〝聞くこと〟〝話すこと〟を中心に学びます。とにかく外国語に慣れ親しむことです。
教材を使いながら、アクティビティ(活動)を中心に行っています。活動は週1回です。
志文小学校は、空き教室を利用してイングリッシュルームを設けて学習しています。

○外国語科って?
小学5・6年生は、〝読むこと〟〝書くこと〟が、4月から加わります。文法や動詞を学んだり、単語を暗記したりというものではありません。〝読むこと〟〝書くこと〟に慣れ親しんで、中学校での学習につないでいくというものです。授業は週2回になります。

○教えるのは?
外国語専科ということで、専門の先生を置いている学校もありますが、原則は担任が教えます。担任が教えることで、普段の子どもの様子を知っているので、表情の変化を見ながら対応することができるという良い面があります。
ALTの先生も一緒に授業をします。担任とALTでお手本を見せたり、ALTが子どもたちと一緒に活動したりという形で授業を手伝ってもらっています。

ALT(外国語指導助手):Assistant Language Teacher の略。9人のALTが、市内の各小・中学校および緑陵高等学校に配置され、英語の授業の補助をしています。

○先生たちも…
他の学校から外国語指導が堪能な先生を招いて、クラスルームイングリッシュや、アクティビティなどの校内研修を行ったり、市教委や道教委の主催する研修に参加したりしています。
私たちは、教員養成課程の中で英語の指導を習っていないので大変なんですが、ぎこちない英語だったとしても、「先生たちも頑張っているんだよ」という姿を見せることも大切だと思っています。
今はまだ慣れていないので、外国語の授業がある前日は、「学習のゴールをどう設定しようか」「振り返ることができるように、どういう言葉を使おうか」など頭を悩ませながら、日々授業をしています。

○子どもたちの様子は?
他の教科の授業より、席を立って動くし、ゲーム的な要素もあるので、「なんだか楽しいな」「おもしろいな」と思っているように感じます。
例えば、道を聞かれたときに、片言の英語でもコミュニケーションが取れて、それが通じたらどちらも嬉しくなる、それが大事だと思います。
学校の授業で興味を持って、外国の人と積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれると嬉しいです。

○子どもたちの変化
少しずつですが、子どもたちが積極的にコミュニケーションを取るようになってきていると感じています。
また、チャンツをすると、最初はきちんと言えないけど、3時間目くらいになると、リズムに合わせて口ずさめるようになりますから。英語を聞き取るという意味で、耳が慣れてきているように感じています。

チャンツ(chants):単語や文をリズムに乗せて言ってみること

○家庭でも
英語に限らず、家庭でもコミュニケーションをたくさん取ってほしいです。例えば、時間割に外国語がある日は、「今日どんな単語出てきた?」とか「どんな活動をしたの?」とか、ぜひ聞いてあげてほしいです。そして、一つでも単語や歌が出てきたら、子どもを褒めていただけると嬉しいです。

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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