■重点分野の取り組みの一部を紹介します
◆防災・防犯・地域コミュニティ
地域で支え合う安全・安心なまち

○地域防災力の向上
防災対策事業　3,972万円
◎被災者生活再建システムの導入
災害により生活基盤に著しい被害を受けた市民が早期に生活再建ができるよう、罹りさい災証明の発行を速やかに行うためのシステムを導入します。

○総合的な雪対策の推進
高齢者・障がい者の冬のくらし支援事業　4,109万円
◎冬の暮らしの安全・安心の確保
町会・自治会などが行う除雪ボランティアへの支援、高齢者世帯などの雪下ろしや間口除雪、定期排雪の費用の助成など、冬の暮らしの安全・安心の確保を図ります。

◆健康・福祉・医療
みんなが健康で元気に暮らせるまち

○健康づくりの推進
健康経営都市推進事業　2,648万円
◎健康経営都市の推進
産学官金の連携のもと、生活・健康づくりのサービスを提供するための基盤構築をはじめ、岩見沢市版〝健康白書〟の作成や健康づくりの絵本の制作など、健康経営都市を推進します。

○

障がい者福祉の充実
障害者文化芸術活動支援事業　1,168万円
◎2020アール・ブリュット芸術祭
アール・ブリュット(※)作品の展示や舞台芸術の発表、国際研究フォーラムなど、芸術を通して障がいへの理解を深め、共生のまちづくりを推進します。

◆産業経済・交流
活力と賑にぎわいに満ちた魅力あふれるまち

○商工業の振興と中心市街地の活性化
プレミアム付建設券発行支援事業　6,500万円
◎プレミアム付建設券
プレミアム付建設券を発行する経済団体や建設業団体などに対し、事業費の一部を支援し、地域経済の好循環を促進します。

○農林業の振興
ICT農業普及促進事業　650万円
◎スマート農業の普及促進
先行的な取り組み成果の社会実装に向け、技術研修などの普及啓発活動や、ドローンなどの新技術導入に関する効果・経済分析を実施します。

◆子ども・子育て・教育・文化
豊かな心と生きる力をはぐくむまち

○子ども・子育て支援の充実
保育・教育人材確保事業　300万円
◎保育士・幼稚園教諭の確保
新規学卒の保育士・幼稚園教諭に対して就職準備金を支給し、人材の確保と幼児教育・保育の質の維持向上を図ります。

○芸術文化・スポーツの振興
教育大学連携事業　300万円
◎学生と市民との交流機会の拡大
i-BOX(北海道教育大学岩見沢校BOX)(※)の運営をはじめ、美術展やコンサート、スポーツ交流などを通じ、学生と市民の関わりを深め、まちの活性化につなげます。

◆都市基盤・環境
自然と調和した快適で暮らしやすいまち

○魅力ある都市空間と快適な居住環境の形成
民間住宅耐震改修等助成事業　456万円
◎建て替えに伴う除却費の一部助成
旧耐震基準で建設された木造住宅を対象としてきた耐震改修の費用の一部助成に、倒壊の危険性の高い住宅の現地建て替えも加え、居住環境の安全の向上を図ります。

○地域情報化の推進
ICT活用型総合戦略推進事業　6,000万円
◎ICT基盤のさらなる活用
生活の質の向上や地域経済の活性化に寄与する利活用機能の社会実装と社会基盤の最適化に向けた取り組みを連動させながら、Society5.0に対応した社会形成を目指します。

◆市民参画・行財政運営
市民とともに創る持続可能で自立したまち

○持続可能な行財政基盤の確立
保育所入所運営事業ほか　1,608万円
◎スマートシティ(※)の実現に向けた取り組み
少子高齢化や人口が減少しても持続可能な社会構築を目指すため、市民サービスの利便性向上や人的・財政的負担の軽減を図り、スマートシティの実現に向けた取り組みを進めます。

○持続可能な行財政基盤の確立
市庁舎建設事業　20億円
◎市庁舎の建設
防災拠点としての機能を備えた新庁舎の建設を令和3年11月の完成に向けて進めます。

●用語解説
※i-BOX(北海道教育大学岩見沢校BOX)
北海道教育大学岩見沢校と岩見沢市が連携して有明交流プラザ内に開設した、市民と学生の活動情報拠点
※アール・ブリュット
美術教育を受けていない人などが、既成の表現法にとらわれず自由に制作した生きの芸術
※スマートシティICT
技術などを活用し、生産性や生活の質の向上を図り、都市機能の高度化を目指す都市

令和2年度の予算は、選択と集中の視点に立ち、必要な事務事業の新設、既存の事務事業の見直しや再構築を行い、各事業の相乗効果による好循環の拡大を図ります。特に、新たなステップへと踏み出す第2期岩見沢市総合戦略に基づく事業展開など、市民生活の質や地域活力をさらに高める取り組みに対し、予算を重点的に配分しました。
その結果、一般会計の総額は500億円、前年度比0.4パーセントの減、特別会計と企業会計を合わせた全会計の総額は923億7千500万円、前年度比0.3パーセントの増となりました。
なお、令和2年度総合戦略事業予算は、27事業、12億9千623万円を計上しました。
厳しい財政環境の中、財政調整基金から9億7千万円を繰り入れますが、持続可能で自立した行財政基盤の確立に十分留意し、重点的に取り組む分野をはじめ、施策全般にわたり的確に対応する積極的な予算を編成しました。

市は、〝人と緑とまちがつながりともに育み未来をつくる健康経営都市〞の実現に向けて、重点分野として定めた6項目を柱に、第6期岩見沢市総合計画や第2期岩見沢市総合戦略などに基づく施策を着実に推進し、持続可能で自立した地域経営の確立を目指して取り組みを進めていきます。

問合先：市企画室