市は、4月から翌年3月までの1年間を一区切りにした会計年度ごとに、皆さんが納めた税金などの入ってくるお金(歳入)と、それをどのように使うか(歳出)を決める予算を組み立て、議会の議決を得てさまざまな事業を行っています。
そして、年度の最後に歳入と歳出、預金や借金の状況を明らかにする決算を行い、議会の承認を受けています。
今月号は、一般会計、特別会計、企業会計の令和3年度の決算の内容と令和4年度の予算の執行状況をお知らせします。

■令和3年度決算
◆一般会計
福祉事業や道路の整備など、市の基本的な事業の会計です。

◇歳入566億1,416万円
・地方交付税　158億9,326万円　28.1%
国(国税など)からの交付金
前年度比…特別定額給付金事業の終了などにより、34億7,573万円減
・国庫支出金　114億4,892万円　20.2%
使い道を特定された国からの補助金など
・市税　84億9,166万円　15.0%
市民税、固定資産税など
・市債　67億6,530万円　12.0%
長期的な借入金
前年度比…市役所新庁舎の建設などにより、2億7,180万円増
・道支出金　37億4,112万円　6.6%
使い道を特定された北海道からの補助金など
・諸収入　26億4,865万円　4.7%
貸付金の償還金など
・その他　76億2,525万円　13.4%
各種交付金、保育料や学校給食費、市営住宅の家賃など

◇歳出561億3,779万円
・民生費　146億3,420万円　26.1%
児童・高齢者・障がい者福祉、生活保護など
・総務費　136億407万円　24.2%
住民票の発行などの一般的な事務
前年度比…特別定額給付金事業費補助金の終了などにより、59億825万円減
・土木費　64億5,652万円　11.5%
道路・公園・市営住宅の整備、除排雪など
・公債費　57億2,118万円　10.2%
借入金の元金と利子の返済
・教育費　47億3,356万円　8.4%
小・中学校教育、生涯学習など
・衛生費　41億8,155万円　7.5%
ごみ処理、健康診断など
・農林水産業費　22億5,754万円　4.0%
農業・林業・畜産の振興など
・商工費　18億7,959万円　3.3%
商工業の発展、観光の振興など
・消防費　12億3,094万円　2.2%
消防署などの運営
・その他　14億3,864万円　2.6%
議会、公社への貸し付けなど
収入と支出の差引額　4億7,637万円(財政調整基金へ積み立て1億9,902万円、令和4年度へ繰り越し2億7,735万円)

◆特別会計
特定の収入があり、目的ごとに使い道をはっきりさせるための会計です。

◆企業会計
民間企業と同じように、料金などの収益で運営する会計です。

収益的…病院診療報酬、水道料金、下水道使用料などの収入と人件費や維持管理費など事業の運営に必要な支出
資本的…企業債など財源となる収入と、将来の営業活動に備えて行う施設の整備などの支出

◇病院事業
・市立総合病院
1日平均　入院289人　外来788人
・市立栗沢病院
1日平均　入院47人　外来44人

◇水道事業
給水戸数：43,068戸
給水人口：77,454人
総配水量：9,396,238立方メートル
1日平均配水量：25,743立方メートル

◇下水道事業
処理区域面積：2,364ha
普及率：88.1%
水洗化率：99.2%
処理水量：10,942,202立方メートル