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子どもの体験活動Hands-onActivities

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北海道岩見沢市

市は、第2期岩見沢市子ども・子育てプランに位置付けした児童虐待防止や子どもの貧困対策に関する施策の一つとして、令和2年度から〝子どもの体験活動の支援〟に取り組んでいます。
将来を担う子どもたちが、体験活動を通して仲間や地域の人とともに、豊かな人間性や社会性を身に付け、どの家庭も地域の中で孤立することなく安心して過ごせるよう、子どもの体験活動を実施する団体・グループに補助金を交付しています。
今月号は、今年度公募で選ばれた六つの団体を紹介します。

◎76.1MHz
市職員が出演して説明します
3月8日(金)午後5時40分

■体を動かす遊びにチャレンジ
□ゆるく楽しく体を動かそう
月に2・3回、土曜日や日曜日に1時間30分程度、あやめ公園や日の出小学校体育館、南コミュニティセンターで活動しています。場所や時間帯などはLINEグループを活用して連絡を取り合っています。
未就学児を中心に10人程度で、鬼ごっこや体操、リレーやボール投げ、サッカーなどで楽しく体を動かして活動しています。
集中力がなくなったらそれぞれ休憩したり、またやりたくなったら再開したりしています。楽しく体を動かすことが目的なので、ゆるく楽しく活動しています。

◎岩見沢市日の出サッカー少年団 近藤渉さん
「やったー」「イエーイ」と、楽しそうな笑い声が響いていて、子どもたちはみんな元気いっぱいです

■マロンドリームレクリエーション事業
□地域の伝統行事に挑戦する機会を
学校だけでなく地域全体で子どもを育てることで、コミュニケーション能力の向上や周りと協働する大切さを根付かせるため、地域と子どもたちをつなぐ活動を行っています。
新型コロナウイルスの影響でくりさわ農業祭が中止になり悲しんでいる子どもたちに、縁日〝マロン祭り〟を過去2回開催しました。今年度はくりさわ農業祭が復活しましたが、地域清掃後にミニマロン祭りを開催し、多くの小・中学生が参加してくれました。
地域の行事がコロナ禍で中止になり、少しずつ参加したことがある子どもが減っていた全道玉入れ選手権ですが、昨年度に小・中学生の玉入れ選手権体験会を開催しました。今年度も4回体験会を行い、参加した子どもたちが4年ぶりに開催された全道玉入れ選手権のジュニア部門に参戦しました。

◎マロンドリーム 橋谷功志さん
有事の際に地域の人と子どもたちが力を合わせることができるよう、レクリエーションを通して顔つなぎをしています

■子どものためのヨガ教室
□難しいポーズにもチャレンジ/楽しみながら記憶力向上も
夏休みや春休みに市内各児童館でヨガの体験教室を行っています。
ヨガを通して子どもたちの積極性や自主性、体力や集中力を向上させることを目的として行っています。どの学年の子どもたちも積極的に参加している姿が印象的で、難しいポーズにも楽しみながらチャレンジしています。
低学年の子どもたちも飽きずに楽しめるよう、スケッチブックを使ってクイズ形式でポーズ名を覚えてもらうなど、記憶力の向上を図ることも試みています。
これからも子どもたちが楽しく参加できるよう工夫しながら、安全に体力向上を目指してヨガ教室を行っていきます。

◎子どものためのヨガクラブ 水上妙子さん
慣れている子どもはとても上手にポーズを取り、初めて参加する子どもたちの手本になっている姿に感心します

■ぴかぴかどろだんごをつくろう
□初級泥だんごマスターをめざして
北海道光る泥だんご同好会は令和3年につくられた、ぴかぴか泥だんごの愛好家団体です。高校生や大学生のボランティアを募集し、小学生の子どもたちと一緒にぴかぴか泥だんご作りを企画しています。
泥だんご作りは、遊びの中で集中力を養い、失敗から学び、試行錯誤を繰り返しながら達成感や喜びを味わうだけでなく、多くの仲間ができ、集団に馴染みやすくなるなどの学習効果が期待できます。令和4年度からは岩見沢市子ども体験活動事業として、年数回のぴかぴか泥だんご作り体験活動を行っています。

◎北海道光る泥だんご同好会 林啓瑞(けいずい)さん
子どものモチベーションを高めるために、初級泥だんごマスター認定証を授与しています

■フルーツバスケット遊ぼう会
□1人でも友達とでも
障がいの有無にかかわらず、体験活動を通して不登校がちな子どもたちもみんな仲良く楽しい居場所づくりを目指し、昨年6月から活動しています。
時間内の好きなときに1人でも、保護者とでも、友だちとでも気軽に来て参加できるように、毎月1回市内のさまざまな場所で企画・開催しています。後援団体や個人から頂いた工作材料、備品、フードドライブの食品などを活用し、子どもたちに無料で提供しています。
今年度は、まなみーる市民会館や生涯学習センターいわなび、北村温泉ホテルの足湯などを会場に、ジャグリングandバルーンアート、ハロウィン・ランタン作り、パフェやケーキ作り、ゲームやクイズ大会などを行いました。

◎フルーツバスケット 河原栄美子さん
登校が難しくても「フルーツバスケットで友だちができて楽しい」と言って、来てくれる子どもが増えてきています

■なないろアートプロジェクト
□子どもの自由な発想に驚き
障がいの有無にかかわらず、アートを通して楽しく自己表現する機会をつくるため、市内の児童発達支援や放課後等デイサービスの事業所で子どもたちとアート活動を行っています。
昨年9月には〝放課後等デイサービスこんぱす〟でアート活動を行いました。スタッフとして大学生と職員が協力して、会場の壁や床に模造紙を設置し、絵の具、クレヨン、紙粘土、習字セットをスタンバイ。学校を終えた子どもたちが会場に着くと活動が始まりました。約10人が参加し、スタッフと一緒に自分の好きなものなどを模造紙に描きました。スポンジをスタンプとして使ったり、葉っぱ型に切った紙に色を塗りみんなで木を作ってみたり、絵を描くだけでなく自由にアートを楽しみました。絵の具用のスポンジがそのままケーキとして作品となっていたのには驚かされ、子どもの自由な発想を見ることができた瞬間でした。

◎学生団体ヒトツナギiwamizawa 高嶋環(たまき)さん
絵を描くだけではない自由なアートを楽しみましょう

子どもは、学校や地域で自分を理解してくれる人に出会うことができれば、自信を持って大人と関われるようになります。そのような場で育まれた人とのつながりは、子どもたちが社会で生きていくための力を育ててくれます。
これからも市は、子どもたちがのびのびと過ごすことができる体験活動の場を支援していきます。

問合先:市教委子ども課子育て支援係(4西3であえーる岩見沢4階)
【電話】35-5133

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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