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地域と保健師とのパイプ役 保健推進員の活動って?

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北海道岩見沢市

保健推進員を知っていますか?
保健推進員は、地域の皆さんの健康づくりを推進するため、各町会・自治会から推薦された方々です。関係機関や団体と連携して、地域の皆さんの健康を〝まもり、つくり、つなぐ〟ために頑張っています。
今月号は、保健推進員の活動を紹介します。

●保健推進員って?
現在、230人が市と地域を結ぶ役割を担って活動しています。その保健推進員の組織が岩見沢市保健推進会です。中学校区を単位として10ブロックに分けて、リーダーを中心に地区活動を展開しています。
保健推進員の活動は多岐にわたるため、ブロック別研修会や活動報告会などで、さまざまな知識を学んでいます。
●主な活動
・各種健診、乳幼児健診などの周知や受診勧奨、事後指導教室への協力
・いわみざわ健康ひろばの運営協力や周知
・親子ひろば※への運営協力、利用勧奨
※児童館などの、就学前の親子が交流する場。
・地域健康講座の開催
・町会・自治会などが主催する健康教室、健康相談の企画や協力
・妊娠している方、乳幼児のいる世帯への声かけや訪問
・高齢世帯への声かけや訪問、支援を要する人の把握
・いわみざわ健康まつり、健康づくり講演会への参加
・保健推進員だよりの発行
・市や関係団体との連携

●保健推進員に聞きました
具体的にどのような活動をしているのでしょう?岩見沢保健センターの大橋歌織保健師が、岩見沢市保健推進会の広報委員である鎌田清美さんに、活動内容を聞きました。
○保健推進員の活動
〔大橋〕 どんな活動をしていますか?
〔鎌田〕 私たちの地域では、月3回の活動で、ふまねっと運動※を2回、脳イキイキサロン※を1回という感じでやっています
※ふまねっと運動 床に置いた大きな網を踏まないように、ゆっくり慎重に歩く運動
※脳イキイキサロン 住民主体で脳を活性化する活動を行う教室
〔大橋〕 認知症予防の活動ということですね。やってみてどうですか?
〔鎌田〕 市の脳イキイキ度チェックを毎年受けているんですが、5回連続、現状維持で「すごい成果ですね」って言われます。活動が無駄ではないんだなと感じています
〔大橋〕 保健推進員の皆さんの活動は、きめ細やかで、とてもありがたいです

○徐々に広がりを
〔鎌田〕 保健推進員を引き受けたときは、「保健推進員ってどんな活動をしているの?」という感じで、全然活動が見えなかったので、いろいろな活動を始めたんです
〔大橋〕 今の脳イキイキサロンは5年経ちますが、知られてきたなという感じはありますか?
〔鎌田〕 隣の町内会の方でも、「ぜひ参加したい」という形で集まってきていますね。クチコミで広がった感じです。残念なことに、どこの町内会も、男性の参加者がいないんですよ。男性も認知症にならないという訳ではないので、ぜひ取り組んでほしいです

○お母さんたちにも
〔大橋〕 高齢者向けの活動以外にも、子どもやお母さん向けにも活動しているんですよね?
〔鎌田〕 親子ひろばでの活動も、大きな力になっていると思っています。自分たちにとっては、ひ孫といったら大げさですが、昔を思い出して、勉強になりますね。やっぱり子どもの笑顔はいいですよ
〔大橋〕 お母さんたちも、自分のお母さんの世代の方との交流というのもありますよね
〔鎌田〕 遊び方一つにしても発想が違う訳で、子どもを通して、お互い勉強になりますね

○お互いの力に
〔大橋〕 お母さんにとっては、一人で悩んで、閉じこもるのではなく、一歩出ることのできる場があるのは心強いですよね
〔鎌田〕 親子ひろばに来るお母さんに、「おはよう」「待ってたよ」と声をかけると、子どもじゃなくお母さんが、〝ほっ〟とした表情をするんです。お母さんの不安を取り除くという意味でも、私たちの活動はとても重要だと思っています。お母さんを通じて、いろんな情報を聞けるので、こちらも力になりますね
〔大橋〕 保健師も情報収集はしていますが、より細かな情報を聞けるということですね。お母さんたちの育児や精神的な安定にもつながっていて、すごく大事な存在なんだなと感じました

○普段からの意識が
〔鎌田〕 研修などでいろいろと学ぶんですが、それを家で実践できるかということなんです。なかなか家ではできないんですよ。そこを普段から意識して、健康づくりに取り組む必要があるんです
〔大橋〕 「みんなでならできる」ということがありますよね。ふまねっと運動も、みんなでやるから楽しいですから。新しい知識を得ながら、みんなで楽しくできる場があるというのが良いですよね

○大きな存在
〔鎌田〕 〝いわみざわ健康ひろば〟で、北大COIの先生の体操や脳トレを学んで、地域に持って帰ることができるのはとても大きいです
〔大橋〕 私たちとしては、地域を良く知る保健推進員の皆さんだから、地域の皆さんに即した活動ができるというのがすごく大きいと感じていて、保健推進員の皆さんが感
じている課題をもっと共有できれば、良い取り組みができると思っています。地域と保健師とのパイプ役として、保健事業を考えるうえで、保健推進員の皆さんの活動や意見が大切だということが再認識できました。今日はありがとうございました

身近な保健推進員の活動は、健康を身近に感じてもらうことができるはずです。市は今後も、町会・自治会、保健推進員の皆さんの協力を得ながら、一人一人が健康づくりのための行動ができるよう支援し、岩見沢市全体の元気度を高める取り組みを進めていきます。

問合せ:岩見沢保健センター(4西3 であえーる岩見沢3階) TEL/25局5540

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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