●日の出小学校6年生 猪股颯響(いのまたさつき)さん(水泳)
○反省も目標も夢も、言ったことを必ず実行させたい「有言実行!」
お姉さんとお兄さんが水泳をやっている姿を見て、自ら進んで水泳を始めたという猪股颯響さん。「姉や兄が大会でメダルを貰っていて、私もそれが欲しいと思って、母にお願いして始めました」と笑顔で話す。種目はバタフライで、水泳を続けていて良かったことを「大会で良いタイムが出たり、友達とかに『頑張ったね』って言われたりするのがとても嬉しくて、それが一番です」と語る。
そんな猪股さんの強みは〝飛び込みのリアクションタイム(スタートの合図から飛び込みまでの速さ)〟で、「速すぎるときもあるけど、かなりギリギリを攻めていけるからそれが武器だと思います」と語る。
試合前は緊張しやすいそうだが、「飛び込み台に立ったときからは集中して、良いタイムを出すぞっていう気持ちで臨んでいます」と話す。
昨年7月に行われた、JSCA(ジャスカ)ブロック対抗水泳競技大会選考会に出場した猪股さん。「北海道ブロック大会のときに、標準記録は切っていたんですけど2位の選手に負けちゃって。0.09秒差で全国大会に行けなかったので、それが悔しくてとても印象に残っています」と語る。
目標の選手を聞くと、「瀬戸大也選手です。自分と同じバタフライでも泳ぎ方が全く違い、タイムもとても速いので憧れています」と話す。
今後の目標を聞いてみると、「練習でも負けてしまうことがたくさんあるので、一つのことにしっかり集中することと、今年の春のジュニアオリンピックの標準記録を切ることです。それに向かって練習でも一つ一つのことに集中していきたいです」と語ってくれた。
●第二小学校6年生 永坂優花(ながさかゆうか)さん(水泳)
○今の自分に満足したくないもっと上に行きたい「さらに向こうへ!!もっと上へ!!」
水泳を習っていたお姉さんの影響で水泳を始めたという永坂優花さん。種目は自由形で、水泳を続けていて良かったと思う瞬間を「大会で自己ベストが出て、今まで練習してきたことが報われたときです」と嬉しそうに語る。
そんな永坂さんの強みは〝ターンの速さ〟で、「隣の人と同時にターンしても自分のほうが先に出るので、それが武器だと思います」と話す。
試合では、「隣の選手に絶対勝ってやるっていう気持ちで臨んでいます」と語る永坂さん。これまで出場した試合の中でも、昨年のJSCA(ジャスカ)ブロック対抗水泳競技大会選考会が印象に残っているという。「標準記録を切っていて、全国大会に行くはずだったんですけど、台風で行けなくなってしまったのが悔しかったです。今年も同じ大会があるので、また良いタイムを出して今年こそは行きたいと思います」と語ってくれた。
そんな永坂さんの目標とする選手は、「中村克選手です。100メートルの自由形を47から48秒台で泳ぐので、私も1分を切るくらいの速さで泳げるようになりたいです。中村選手はタッチも上手なので、真似していきたいです」と話す。
今後の目標は、「今まで全国大会には出たことがあるんですけど、それで満足している自分がいると思うんです。だから今の自分に満足せず、練習をもっと頑張って、もっと上を目指したいと思います」と力強く語ってくれた。
●同い年で、同じスイミングスクールに通う猪股さんと永坂さん。お互いの良いところを聞いてみた。
猪股:(永坂さんは)練習でもとても積極的で、自分から先頭を泳いでいくんです。本当は私も先頭に行きたいんですけどなかなか行けないので、そこがすごいと思います。
永坂:(猪股さんは)私が辛い練習をしているときやあまり良いタイムが出ないときに、励ましてくれたり面白いことを言ってくれたりするので、とても助けられています。
悔しさも力に変え、互いに切磋琢磨しながら高みを目指す二人。今後の活躍が楽しみだ。
市内には、今回紹介した子どもたち以外にも、さまざまな分野で一生懸命頑張っている子どもたちがたくさんいます。
目標を実現するために努力し続けることは簡単ではありませんが、その経験は自信につながり、これからの人生の糧となることでしょう。
市はこれからも、夢に向かって頑張る子どもたちを応援します。