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みんなで応援!地域で子育て(1)

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北海道岩見沢市

子育ては楽しいことがいっぱい!けれども心配なこと、不安なこと、大変なことも同じくらいあります。そんなとき、気軽に誰かと話せたら、相談できたら、子育てはもっと楽しくなるはずです。
今月号は、子どもの成長や子育てを応援する子育て親子ひろばや子育て総合支援センターを紹介します。

◎76.1MHz
市職員が出演して説明します
12月9日(金)午後5時40分

■子育て親子ひろば
市内には、常設型子育て親子ひろば〝ひなたっ子〟と、地域の主任児童委員が児童館を中心に開設している地域の子育て親子ひろばが14カ所あります。

□常設型子育て親子ひろば〝ひなたっ子〟
子育て総合支援センターと併設されているので、子どもを遊ばせながら子育て相談をすることができます。
対象:3歳以下の子どもと保護者

□地域の子育て親子ひろば
ひろばごとに開催日が違うので、各児童館などにお問い合わせください。
対象:未就学児と保護者

かみほろ親子ひろばの主任児童委員と、子どもと遊びに来ていた保護者の方に話を聞いてきました

■親子ひろばは、地域と子育て世帯をつなぐ最初のコミュニティ
◎第9方面主任児童委員 荒木朋子さん

□自身の経験から
私は上幌向に住んで15年になります。当時はフルタイムで働いていたので、近所の方とは挨拶を交わす程度の関係でした。そして子どもが生まれていざ子育てとなった時に、東日本大震災がありました。知り合いの少ない土地での子育てがとても不安になったことを今でも思い出します。それから、まずは同じ月齢の子どもがいる方とつながれたらいいなと思い、いろいろ調べました。すると〝ひなたっ子〟という子どもが遊べる施設があることが分かりました。
ひなたっ子には民生委員の方もいて、いつも「よく来たね」と声を掛けてくれました。天気のこと、ニュースのこと、子どもの名前のことなど、いろいろな話をしました。ひなたっ子に通っているうちに、地域にも親子ひろばがあり、上幌向児童館でも開設されていることを知りました。歩いて行けるので、天気の良い日に散歩がてら行ってみようと思いましたが、私にとっては大冒険です。行ってみると、息子と同じ年の子ども、少し年上の子ども、たくさんの親子が来ていて驚きました。何度か通ううちに、ママたちとお話する機会も増えました。地域のこと、幼稚園のこと、小学校のこと、そして子育てのことなど、いろいろな話をしました。子どもと一緒に遊んでくれる民生委員、保健推進員の皆さんはいつも優しく子育てを応援してくれ、とても元気づけてくれました。
息子が幼稚園に通うようになってからは、自然と親子ひろばへ行かなくなりましたが、そこでつながったママ友とは今も仲が良く、困ったときにはすぐに相談できる頼れる存在です。あの頃とは状況も時代も違いますが、地域の親子ひろばは、子育て世帯が地域とつながる第一歩なのは変わらないと思います。

□かみほろ親子ひろばの日常
かみほろ親子ひろばでは、おもちゃを使った自由遊びや体操、出席カードへのシール貼りのほか、思い切り走り回れる体育館遊びも行っています。子どもの月齢を見ながら、手遊びをしたり紙芝居や絵本を読んだりもしています。保健推進員の方が読み聞かせしてくれることもあり、とても評判が良いんですよ。
誕生月には折り紙で作ったメダルをプレゼントし、みんなで歌を歌ってお祝いします。クリスマスにはサンタさんがプレゼントを持ってやってきます。すべて歴代の主任児童委員の方々が取り組んできたことを引き継いでいます。長く続けていることで、体操などはママたちも覚えてくれて「上の子のとき以来だけど踊れたわ〜」と盛り上がります。
その他にも、親子ひろばでの様子を記事にして、定期的に町会だよりに掲載してもらっています。

□子どもや保護者との距離感
私自身が人見知りなので、人との距離感にはいつも苦労しています。たくさん話しをしてくれるママやすぐに輪に溶け込める子どももいますが、そういったことが得意ではない方もいます。無理強いはせずに少しずつ距離を縮められるよう、民生委員や保健推進員と協力して、みんなで共有できるような話題作りも心掛けています。
子どもに触れたり、抱っこしたりする時は保護者の方に確認しており、コロナ禍では特に気を使っています。スタッフは必ず手洗いしているほか、定期的に換気し、おもちゃや遊具を毎回消毒するなど、できる限りの感染対策を行っています。

□コロナ禍による影響
コロナ禍前と比べ、利用人数は減っています。子どもの数が減っているのもありますが、感染が心配で利用を控えている方もいると思います。一方で、児童館の利用ができなかった緊急事態宣言発令中でも「親子ひろばはやっていますか?」と問い合わせが何件かあり、開設を待ってくれている方もいるんだなと感じました。利用してくれる方がいる限りは、例え少人数でも楽しい時間を一緒に過ごせるよう努力していきたいと思います。

□親子の成長を見守る
初めの頃はママから離れられず、なかなか楽しめていないように見えた子どもも、何度か通ううちに雰囲気にも慣れてきます。体操は人気で、自由遊びが飽きてきたら体操に使うポンポンとお面を持ってきて「そろそろ体操だぞ!」と言わんばかりの表情で私に知らせに来てくれることもあります。子どもの成長ももちろん嬉しいのですが、そんなわが子を目を細めて見ているママの顔を見て、いつもほほ笑ましく思っています。マスクをしていてもそれは分かります。

□保護者の方へ
親子ひろばは、子育て中の家庭に地域のボランティアスタッフが寄り添っていけるような活動を心掛けています。すべてが完璧ではありませんが、参加する皆さんと一緒に、安全で安心、気さくで楽しい親子ひろばを目指したいと思います。ぜひ気軽に遊びに来てください。みんなで待っています!

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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