市は、性の多様性への理解が進み、市民一人一人がかけがえのない個人として尊重され、大切な人と人生のパートナーとして安心して暮らせるよう、2月1日から〝岩見沢市パートナーシップ宣誓制度〟を開始します。
■パートナーシップ宣誓制度
一方または双方が性的マイノリティでパートナーの関係にある二人が、お互いを人生のパートナーとして共に歩み、日常生活で互いに助け合う関係であることを宣誓した事実に対して、市が〝パートナーシップ宣誓書受領証〟などを交付する制度です。
■CHECK!!性的マイノリティ
LGBTなど、同性が恋愛対象の人や男性も女性も恋愛対象の人、自分の性に違和感を覚える人などのように、典型的とされていない性自認や性的指向を持っている人、性自認や性的指向の定まっていない、または持っていない人のこと。
■制度の対象者
一方または双方が性的マイノリティで、次のすべてに該当する方が対象です。
・18歳以上
・岩見沢市に住民登録をしている(転入予定を含む)
・配偶者(事実婚を含む)がいない
・宣誓する相手以外の方とパートナーの関係にない
・互いに近親者でない
■宣誓の方法
宣誓には事前予約が必要です。希望日の7日前までに電話、Eメール(【メール】danjo@i-hamanasu.jp)または予約フォームで予約してください。
宣誓の手続きや必要書類など、詳しくは市ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。
ID:10342
■CHECK!!性的マイノリティの割合
性自認や性的指向は外見では分からないことが多く「身近にいない」「会ったことがない」と思っている人もいると思います。
人口に占める性的マイノリティの人の割合は、8%から10%という調査結果もあり、血液型がAB型や利き手が左利きの人の割合と同程度といわれています。
■この制度で変わること
岩見沢市パートナーシップ宣誓制度は岩見沢市独自の制度のため法的効力はありませんが、当事者の安心感や性の多様性への社会的な理解が促進されることを目指しています。
パートナーが配偶者や家族と同様の行政サービスが受けられるよう、市営住宅などの入居資格や市営の霊園・墓地の使用者資格などの見直しを行いました。また、民間サービスでは、携帯電話の家族割引や生命保険の受け取りなどが利用可能です。
今後も利用できる行政サービスを増やすとともに、民間事業者への働き掛けも行っていきます。利用可能な行政サービスは、市ホームページで順次お知らせします。
■受領証明カードを提示されたときはご協力を
事業者の皆さんには、法令の制約などのやむを得ない場合を除き、配偶者や家族と同様のサービスの提供などにご理解とご協力をお願いします。
また、受領証明カードなどを提示した二人の関係を本人の同意なく第三者へ伝えることのないよう注意してください。
■性の多様性について知ってください
より多くの人に性の多様性を理解していただくため、いわみざわLGBTセミナーや出前講座の実施、性の多様性に関するガイドラインの周知など、さまざまな事業に取り組んでいます。詳しくは市ホームページをご覧ください。
■CHECK!!カミングアウトとアウティング
自分が性的少数者であることを人に打ち明けることをカミングアウトといいます。
一方、本人以外の人が、性自認や性的指向を本人の許可なく他の人に伝えることをアウティングといいます。アウティングは重大な人権侵害であり、最悪の場合は生命に関わります。
もし、あなたがカミングアウトや相談を受けた場合、否定せず受けとめ、周囲と情報共有が必要な場合は、必ず本人同意の上で行いましょう。悪意をもって暴露する場合だけでなく、良かれと思って第三者と共有する場合も本人を傷つけてしまう場合があります。
■参加無料/いわみざわLGBTセミナー
内容:LGBTの基礎知識を学び、性の多様性への理解を深めませんか
対象:市内在住・在勤・在学の方
期日・期間:1月22日(日)
時間:午後4時から6時
会場・場所:生涯学習センターいわなび(4西1)
講師:中谷衣里(なかやえり)さん(NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port代表理事)
定員:30人(申込順)
申込・申請方法:1月4日(水)から18日(水)までの間に、氏名(ふりがな)、住所、電話番号を電話、ファックス、Eメールまたは市ホームページのフォームで
申込先・問合先:市民連携室男女共同参画担当
【電話】35-4271
【FAX】23-9977
【メール】danjo@i-hamanasu.jp
問合先:市民連携室男女共同参画担当
【電話】35-4271