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今の子って、どんな勉強してるの?(1)

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北海道岩見沢市

◎76.1MHz
市職員が出演して説明します
3月11日(金)午後5時40分

市内には小学校が14校、中学校が9校あります。「これから子どもや孫が小・中学校に入学する」という方にとっては、子どもたちが日ごろ学校でどんなことに取り組んでいるか、気になるのではないでしょうか。
今月号は、岩見沢の学校教育の特色や、市内の学校全体で力を入れて取り組んでいることを紹介します。この記事を通して、岩見沢の子どもたちの学校生活を想像してみましょう。

■授業はどんな感じ?
□教えて考えさせる、子どもと創る授業
学校の授業といえば、先生の説明を聞いて板書をノートに書き写し、プリントや練習問題に取り組むことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、市内の小・中学校では、これまでのように先生が画一的に教える授業から、子どもたちが自ら考え、学ぶ授業への転換を図っています。
この授業スタイルは、クラスメイトとの話し合いや授業の振り返りなど、自分の考えを話したり書いたりする場面が多く、子どもたちが主体的に考え、表現する力を育みます。

□授業の進め方の例
・教える
全員で…教科書、ノート、ワークシートなどを使って、単元ごとの基礎的な内容を学びます
・考えさせる
ペアやグループで…クラスメイトと話し合いながら、学んだことを生かして応用問題に取り組みます
・振り返る
個人で…授業で理解したことや話し合いで自分の考えが変わったことなどをまとめ、クラスで共有します
田中先生/この授業スタイルは国語や算数、学活などさまざまな教科で取り入れています。例えば算数では、今知っている式を使ってみんなで解き方を話し合い、共通点を探して自分たちで公式を見つけます
黒坂先生/発表の場面で、今までは誰か1人と先生とのやりとりだったのが、1人の発言に対して「それについて聞きたい」「それと似てることなんだけど」といった発言が他の子からも出てくるようになりました。自分の知っていることや得意なことを生かして、子どもたち同士で授業が盛り上がっていきます

□タブレット端末の活用
文部科学省のGIGA(ギガ)スクール構想により、市内小・中学校のすべての子どもたちにタブレット端末を配置しました。また、各教室には65インチの大型モニターを設置し、インターネットでタブレットなどと接続して、授業で活用しています。
子どもたちは、学習補助ツールで自分の考えを整理したり、入力した自分の考えをグループやクラスで共有したりと、授業のさまざまな場面でタブレットを活用しています。
また、学級閉鎖などの際は、タブレットを家に持ち帰ってオンラインで授業に参加したり、先生が作った授業の動画を視聴したりと、子どもたちの学び方の幅が広がっています。
田中先生/南小では、子どもたちがいつでもタブレットを使えるようにしています。授業以外でも、子どもたちのアイデアで児童会の選挙活動の動画を撮ったり、放送委員会で番組を作ったりしています
黒坂先生/タブレットが導入されて1年ほどたちましたが、子どもたちのスキルは日に日に上達しています。タブレットの操作はもちろん、子どもたちは〝どんなときに何を使うといいか〟ということも考えて、私たちに教えてくれます

◎GIGA(ギガ)スクール構想
令和元年から始まった、全国の小・中学校で1人1台のコンピュータと高速ネットワークを整備する取り組み

       

岩見沢市発行の広報いわみざわです。市民の皆さんへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ーわたしの岩見沢ー

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